どんなWebディレクターだと無能のレッテルを貼られてしまうかを社内視点とクライアント視点から解説いたします。
Webディレクターにはちょっと憂鬱な内容になっています
こんにちは。
現役Webディレクターのタケです。
Webディレクターで調べてみると、
・Webディレクター無能
・Webディレクター嫌い
・Webディレクター使えない
・Webディレクター何も出来ない
などなど、同じWebディレクターとしては見るのがつらい検索候補が出てきます。
悲しいですが、このように不満を持っている方が大勢いるのが現実なのでしょう。
悔しいのですが、正直理解できる部分もあるので仕方ないですね。
今回はこのようにWebディレクターは無能だ!という考えを持たれている方がいることを踏まえ、皆さんが共感できるように或いは反面教師にできるように解説していきたいと思います。
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どちゃくそつらかったけど仕事を辞めなかった理由ですhttps://t.co/odMO4IZSDT
ツライ思いをすると成長するって聞きますけど、あれは嘘です。
正しくは
ツライ思いをしてきたけど辞めたくない理由があったから仕事を頑張った。そのおかげで成長した。です。— タケ@Webディレクター&ブログほぼ毎日更新 (@takelogtake) December 11, 2019
ディレクター以外の人は共感してくれるかと思います。ディレクターの方は反面教師にしてください。
それではどうぞ。
Webディレクターに無能のレッテル:社内スタッフ視点
社内スタッフから無能の認定をされてしまう人の特徴をまとめてみました。
正直なところWebディレクターの立場でこれを書くとちょっぴり憂鬱な気分です。
無能扱いされる理由:クライアントとのヒアリングが下手くそ
Webディレクターはクライアントから直接口頭で案件を貰ったり要件定義をする時が多々あります。
もし確認方法が下手だった場合、誤った情報を社内に共有してしまうことがあります。
内容に誤りがあることに気づくのが遅くなった場合、指示された内容でスケジュールを引き、案件を進めているデザイナーやコーダー、SEの方に調整をしてもらうことになってしまいます。
忙しい中、スケジュールを調整させてしまうことになるので、場合によっては非難を浴びることでしょう。
こういったミスが多いと「あいつはダメだ」と思われてしまうので要注意です。
ヒアリングが苦手な人は、最初から抑えなきゃいけないポイントをメモしておいたり、クライアントとの会話を録音しておきましょう。
無能扱いされる理由:案件の依頼の仕方が雑
雑なパターンは2つあります。
それは
・「いい感じでお願いします」を多用
の2点です。
クライアントから言われたことをそのまま言ってくるWebディレクターは無能扱いされてしまう可能性があります。
何故なら、それならクライアントから直接メールを流してもらったり電話してもらったりすることでこと足りてしまうためWebディレクターを間に挟む必要性が無くなるからです。
Webディレクターはクライアントがやりたいことを上手く噛み砕き、要望を超えたものを用意するためにいます。
クライアントがやりたいことにWebディレクターの考えを乗せて案件まとめられるようになりましょう。
案件の背景を説明することもなく「なんかいい感じで」とデザイナーに依頼する人がいます。
確かに忙しいのは分かりますが、こういう依頼の仕方はやめましょう。
「いい感じ」とはなんですか?クライアントやデザイナー、Webディレクターの思う「いい感じ」にズレはありませんか?
100%あるのでキチンと説明を行いましょう。
無能扱いされる理由:アウトプットが下手くそ
依頼されたことをしっかりメモしたのはいいのですが、制作をしてくれる人に質問された際に上手に回答することが出来ない。
上手く現場に説明することが出来ないため、自信を無くし場合によってはクライアントに案件の内容を再確認するアクションが発生してしまう。そんなWebディレクターは無能扱いされてしまいます。
慣れるまではクライアントから案件を貰う前に、制作を手伝ってくれる人から抑えておきたいポイントを確認しておくといいでしょう。
そこだけは漏らさず確実に説明できるようにクライアントに確認しましょう。
無能扱いされる理由:態度が横柄、偉そう
Webディレクターは案件の流れ的に制作をする人より上の位置にいます。
残念なことに、上の位置にいるだけでこれを偉いと勘違いする人間が一定数います。
そもそも制作をしてくれる人がいないと案件が成り立たないことを理解していない可能性すらあります。
制作はいくらでも替えが利くから地位が低いみたいな話を聞くことがありますが、それはWebディレクターも一緒です。
というより、よっぽど優秀でもない限りほぼ全ての人間はいくらでも替えが利くのでその点は一緒です。
横柄な態度を取るディレクターはクライアントや社内スタッフからも疎遠にされてしまうので態度を改めましょう。
Webディレクターに無能のレッテル:クライアント視点
クライアントから無能の認定をされてしまう人の特徴をまとめてみました。
Webディレクターはこれを参考に身を引き締めてほしいです。
というか一緒に引き締めましょう。
無能扱いされる理由:連絡のやり取りが多い
例えばクライアントと次週打ち合わせを行いたい場合、下記のような連絡をされてはいないでしょうか。
ダメな例
○○会社 ○○様
いつも大変お世話になっております。
○○○○のタケです。
先日の○○の件でお打ち合わせをさせていただきたいのですが、
来週以降ご都合のつくお時間ございますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
以上でございます。
何卒宜しくお願い致します。
これはダメなパターンです。マネしないようにしてください。
では、参考にしていただきたいパターンです。
○○会社 ○○様いつも大変お世話になっております。
○○○○のタケです。先日の○○の件でお打ち合わせをさせていただきたいのですが、ご予定いかがでしょうか。
問題がないようでございましたら私都合で大変恐縮ではございますが、
下記日程でお打ち合わせしたく存じます。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〇月〇日 〇時~〇時
〇月〇日 〇時~〇時
〇月〇日 〇時~〇時
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。
以上でございます。
何卒宜しくお願い致します。
具体的に何が違うか分かりますか?
それは後者は日程を具体的に提示していた。
という点です。
前者の場合だと、クライアントがこちらに日程を送ってくれた後に打ち合わせが可能かを確認する必要がありますよね?
しかし、後者の場合は文面を見ただけで打ち合わせが「出来る・出来ない」を判断できるのです。
目上の立場の人は自分より忙しいため時間を奪わないことを意識しましょう。
特に地位の高い人間は時間を無駄に使うことをとことん嫌がります。気を付けましょう。
こういった配慮が出来ないとクライアントから、この人と仕事するとやり取りが多くて大変だな。と思われてしまいます。
無能扱いされる理由:納期ギリギリで要件の確認
もう納期まで差し迫っているのにもかかわらず、ギリギリになって内容を確認してくるWebディレクターは無能扱いされてしまいます。
忙しいのは分かります。ただギリギリで確認された場合、クライアントからの返事が遅れたら案件が終わらなくなってしまう場合があります。
クライアントの返事が遅いため案件終わりませんでした。という風にならないように依頼されたら遅くても翌日までには内容をきちんと確認しておきましょう。
無能扱いされる理由:案件の進捗報告が無い
案件の進行具合は必ず報告しましょう。
依頼したほうは安心できますし、万が一内容に誤りがあればその段階で修正することが出来ます。
これは必須作業ですね。
最後にまとめ:Webディレクターは無能なのか?
色々書きましたが、どれだけ頑張ったとしても全ての人に認められるのは不可能です。
あくまで大切なことはクライアントに認められることです。クライアントに認められれば会社から認められ、社内スタッフからもある程度の尊敬を集めることが出来ます。
無能とは対極の良い評価がもらえます。
依頼は手を抜かず、相手に分かりやすく丁寧に。クライアントとスタッフに対して相手を気遣うコミュニケーションをとる。
ここを抑えれば堅実に右肩上がりに人望もついてきます。無能なんて誰も言ってこないです!
ストレスのかかるポジションですが、給料もいいはずなのでWebディレクターは頑張りましょう!
もしもWebディレクターにネガティブな印象を持った方はこちらを読んでみてください♪
そしてこちらも併せて読んでみてください。
参考になりましたでしょうか?
他にも色々記事を書いているので是非ご覧ください。
ではまた♪